わが家はおうち英語を始めてもうすぐ4年目になります。
上の子の幼稚園入園と同時に始めたおうち英語。
今年、晴れてその上の子が卒園し新ステージを迎えるということで、わが家の3年間のおうち英語をまとめた記事を書いてみることにしました。
子どもが小さいうちにおうち英語を始めたい!
英語を習わせるか、おうち英語にするか迷っている
小さいうちから英語を取り入れて、日本語に影響がないか心配
おうち英語、何をどういう風に始めればいいのかさっぱり分からない
おうち英語に詳しい人のおすすめや前例を参考にしながら進めたい
こんなふうに思っているパパママの背中を押してあげられたら…
そんな思いでこの記事を書くことにしました。
こんにちは
ブログ訪問、ありがとうございます
運営者の ペグ です。
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- 幼稚園入園と同時におうち英語スタート
- 英語系の習いごとは一切なし
- 【1年目】英語4:日本語6の割合まで成長
- 【2年目】日本語強化期間!英語はインプットのみ
- 【3年目】「外で日本語・家で英語」を徹底
- おうち英語4年目の目標
- まとめ
幼稚園入園と同時におうち英語スタート
わが家でおうち英語をスタートさせたのは、上の子が幼稚園に入園してすぐ。
年齢は3歳2ヶ月、下の子は1歳半でした。
さぁ、おうち英語を始めよう!・・・・・でも一体何をすればいいの?
というのが、おうち英語で最初にぶつかる大きな壁だと思います。
当ブログでもいろいろな記事でお伝えしているのですが、おうち英語は細く長く続けることがマスト。
まずは、英語とともに生活をしていくことに慣れるところから始めていきましょう。
わが家で実践して効率も効果も高かった取り組みの1つは、
1ヶ月に新しい言葉を5つ出してみる
1ヶ月後、その中の1つでも覚えてくれたらGOOD JOB!!
というもの。
一見、そんなペースじゃ習得するまでに何年…いや何十年かかるか…と思ってしまうかもしれませんが、おうち英語の強みは毎日英語に触れられること。
週1回英語を習うよりもおうち英語で毎日英語に触れることで明らかに早く、大きく変化が訪れます。
おうち英語検討中や、スタート時にぜひ読んでいただきたい記事をまとめました。
有益な情報をピックアップして、今日からおうち英語を始めていきましょう!
幼稚園入園という遅いスタートの理由
おうち英語というと0歳~2歳くらいで始めたいと考えるパパママが多いですが、そんな中でどうしてわが家は幼稚園入園のタイミングだったのか?
これにも深い理由がありますので、お話させていただければと思います。
単刀直入に言うと、上の子の言語発達がゆっくりだったからです。
一般的な発達レベルだと1歳半~2歳くらいでポツポツと話し始めると思いますが、わが家のムスコは、そのポツポツ話し始めてからの伸びがとっても緩やかでした。
わたし自身、おうち英語をすることは妊娠中から考えていましたし、ムスコが赤ちゃんの頃から英語の歌のかけ流し程度のことはしていました。
ただ、直感的に「日本語習得もおそらく遅いであろうこの子に対して今英語を本格的に始めたら、いずれ日本語でのコミュニケーションに支障が出てしまう」と思ったんです。
親としてのその勘を信じて、未就園児のうちは日本語を強化することに注力していました。
そして、いよいよ入園。
先生やお友達に囲まれて日本語環境が本格化するという頃に、外では日本語、自宅では英語という言語環境を作っていくことにしました。
未就園児の頃は、家で英語環境にしてしまうと日本語環境がほぼゼロ…ということになってしまうけど、幼稚園が始まれば日本語は幼稚園にお任せできる!という理由もあって、このタイミングになったよ
英語は自宅で、日本語は幼稚園で強化
自然といえば自然ですが、わが家のやり方でおうち英語を進めていくにつれて「英語と日本語がごちゃ混ぜになる期間」がやってきました。
といっても、まだまだ入園したての年少さん。
先生の方から積極的にコミュニケーションを取ってくれたり、子どもの言いたいことを汲み取ってくれる環境だったので、先生やお友達と会話ができない…という事態にはなりませんでした。
たとえば簡単な単語、「りんご」とか「きょうりゅう」が分からず、「Apple」「Dinasour」になってしまうことはありましたが、まだまだそのレベルなので先生が「りんごだね」「きょうりゅうだね」と日本語を教えてくださることで、少しずつ両方の言語を習得していきました。
英語系の習いごとは一切なし
おうち英語とは別に、英語を習うことは考えなかったのか?
というご質問をいただくこともあるのですが、少なくとも子ども達が未就園児・幼児のうちは英語系の習いごとは不要だと考えました。
子ども英語教室、英語学童、プリスクール…
いろいろな英語環境を調べて、カリキュラムや1日の過ごし方、子どもがどんなかたちで英語に関われるのかを徹底的に調査した結果、わが家の子ども達には合わないと判断しました。
そして何より、それよりもおうち英語を細々とでも続ける方が効果的だと確信していたからです。
おうち英語に一本化した理由
子ども達の英語育児をおうち英語に一本化した理由は、こちらの記事にまとめています。
www.english-for-mamatokodomo.com
英語おたくなわたしなりの理由もあって、わが家ではおうち英語が最適な選択と判断しました。
実際、おうち英語に一本化するというのも簡単なことではありません。
「外では日本語、家では英語」という言語環境をなるべく固定するため、子ども達の発達や英語レベルを見極めながらコンテンツを選んだり、会話のレベルを少しずつ上げていくなど、アプローチを変えていくことが求められるからです。
正直、ここまでの英語おたくじゃなければさじを投げてもおかしくないくらい、親の努力が必要な選択でもありました。
ここまで英語に労力を使いたくない…というパパママは、習いごとと平行してももちろん効果的だと思います!
英語を習わなかったメリット・デメリット
- 外では日本語、家では英語という感覚がはっきりした
- 子どもだけでなくわたしの英語力もメキメキ伸び、家での英語生活がより盛り上がった
- 子ども達の英語力の伸びは比較的ゆるやかだった
- いろいろな国や発音の英語に慣れるチャンスがなかった
メリデメに関してはこんな感じです。
インターなど毎日英語漬けの環境に放り込むといった方法でない限り、飛躍的に英語が伸びるという期待はしないほうがいいかもしれません。
そもそも飛躍的に英語が伸びてもあまりメリットはないので、ゆるやかでも子どもの日常に英語が溶け込んで自然に身になってくれるほうがよっぽど実用的で、長く付き合っていける言語になっていきますので、安心してください。
【1年目】英語4:日本語6の割合まで成長
そんなわが家のおうち英語ですが、1年目が終わる頃、子ども達は日本語と英語、6:4くらいの割合で話すまでに成長しました。
正直、もっとゆるやかなペースを想定していたので1年でここまで習得できるのか…と驚かされる結果となりましたが、秘訣は何といっても英語を日常化したこと。
日常生活の中に英語を存在させることで、ごくごく自然に子ども達の中に第2言語として英語が住み着いてくれます。
英語の日常化については、こちらの記事で詳しく解説しています。
今すぐに始められる取り組みをたくさんご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
www.english-for-mamatokodomo.com
開始3ヶ月目くらいで「日常」に
1年目、確かにおうち英語をスタートしてすぐの頃は、赤ちゃんの頃からかけ流しはしていたものの、子ども達にとってはほぼ知らない言語なのでポカン顔。
そこを乗り切るまでは、親子ともにちょっとやりづらい時期を過ごしたかもしれません。
しかしゆる~くノンストレスを意識して行っていたからか、3ヶ月目くらい経つと英語で話しかけられることにも慣れてきたようで、インプットという点では「日常化」が定着してきました。
この段階では、英語で聞かれたことに対してわかる範囲で英語で答えてくれるくらいのアウトプットもできるようになっていました
開始半年で母の間違いを指摘するまでに
おうち英語スタートから半年もすると、わたしがふと日本語で答えた言葉を英語に訂正してくるまでに成長しました!
この頃は「英語しか分からない言葉」と「日本語しか分からない言葉」と両方あって、
本人も言語の区別がつかないまま、知っている方の言葉を使う…っていう時期だったよ
まだまだちゃんと習得はできていなかったものの、英語が自然と子ども達の中に根付き始めているのを感じられて嬉しかったです。
【2年目】日本語強化期間!英語はインプットのみ
おうち英語2年目は、いろいろな条件が重なって日本語強化期間 になりました。
まず、コロナ禍のはじまり。
夫が在宅勤務になったことで、家庭内の会話がほとんど日本語になったんです。
英語動画のかけ流しや、わたしとの会話は引き続き英語を心がけるようにはしていましたが、それまでのペースと比べて明らかにゆるやかな日常化になったことで、はからずしも日本語強化期間となりました。
まぁでも、日本語も大事な母国語だから、日本語の語彙が増えたり日本語コミュニケーションが上手になったことは結果オーライだったよ
そしてもう1つの理由が、前述した「ムスコの言語発達のゆるやかさ」。
この頃はまだ、英語と日本語という2つの言語を区別することなくごちゃ混ぜで喋っていた時期だったので、もう少し日本語力を上げないと幼稚園での全体指示や対人コミュニケーションに支障が出てくる気配がしました。
ムスコはこの時年中さんで、年少さんとは違い当番活動なども出てくる学年。
先生の指示が通らなかったり、適切な行動ができないと困ってしまうと思ったんです。
というわけで、2年目はインプットを中心に、アウトプットは気楽に行うことに。
インプットは、子ども達お気に入りの英語動画チャンネルと、わたしから話しかけるときはオールイングリッシュ!を徹底したよ
話したい方の言語を使って会話
夫の在宅勤務が明けると家庭内の会話はまた英語になり、日常化の波が戻りました。
日本語も伸ばさないといけない時期だったので、子ども達から返ってくる言葉が日本語だとしても特に言い直したりはせず、話したいほうの言語で話してもらっていました。
幼稚園ではずっと日本語環境なので幼稚園の話をするときは自然と日本語になったり、ハマっている海外アニメのキャラクターになりきってごっこ遊びをするときは英語のセリフをコピーするので自然と英語になったり。
おうち英語にももちろん力を入れたいけれど、現実的に考えると日本語も伸ばしたい…そんな難しい時期でした。
とっさの一言や兄妹間の会話も英語に
子ども達同士の会話は基本的にまだ日本語でしたが、2年目にもなると少しずつ英語で話しかけて英語で返す…という自然な流れができてきて、どちらかが話し始めたほうの言語で会話が続いていく姿が見られました。
何か落としたときに「oops!」と言ったり、探していたものを見つけた時に「There it is!」と言ったり…
とっさに出る一言が英語になることも増えてきて、日本語優先期間でも細々とおうち英語を続けていれば効果は続くのだと確信できました。
【3年目】「外で日本語・家で英語」を徹底
日本語優先期間だった2年目は、英語力の伸びもゆるやかだったように感じます。
3歳と5歳の子ども達はふたりとも英語をそれなりに使いこなしてはいましたが、日本語優位になってくるにつれて、少しでも油断すると英語が消えかかっていくような気がして、対策を練らなければ…と考えるように。
5歳ムスコは年長さんになり、習いごとも増え、さらにおうち英語時間が少なくなってきたので、また英語強化期間に突入することにしました。
徹底したのは、「外では日本語、家では英語」というルール。
ルールというほどがっちり厳しくはしていませんでしたが、家で日本語が出ると、「Can you speak English at home, please?」とお願いして英語にしてもらうなど、2年目の頃よりも英語を意識した生活を心がけるようにしました。
読み書きに興味を持ち出す
「聞いて、話す」ができるようになったことで、子ども達は自然と次のステップ「読んで、書く」に興味を示すようになりました。
英語絵本に書いてある簡単な単語が少しずつ読めるようになってきたことで、もっといろんな文字を読んでみたい!という思いが強くなったように思います。
ちなみにこの時、子ども達はふたりとも日本語の読み書きはすでに習得済み。
それが落ち着いてから、英語の読み書きに移行した感じです。
英語の読み書きっていつやればいいのか、おうち英語の難関の1つですよね。
個人的には、コミュニケーションベースのおうち英語をしているならば読み書きをそこまで急ぐ必要はないと思っています。
「聞いて、話す」ができるようになれば、「読んで、書く」を習得するのもスムーズになるよ
わが家の場合も子ども達が自ら読み書きに興味を示したので、これはチャンス!と思って、読み書きの取り組みを始めました。
最終的に子ども本人の関心が向くのを待つことがとっても大切です!
英語の読み書きについては、こちらの記事でお話しています。
読み書きへの突入を検討しているパパママ必見です!
www.english-for-mamatokodomo.com
英語と日本語が同等レベルになってくる
3年目での大きな変化は、英語と日本語が同じくらいのレベルになってきたこと。
日本語で言えることは、だいたい英語でも言える。逆も然り。
日本語も英語も日常的に使ってきて、語彙数が増え続けてきたことで両言語への切り替えがスムーズになってきたと思います。
どちらかに力を入れるのではなく、「外では日本語、家では英語」という形で双方の言語を同じくらい使ってきたことが成功の秘訣だったように思う
家では英語という流れがほぼ完璧にできてきたので、兄妹間の会話はほぼ100%英語になり、時々何かの拍子で日本語になったときもとっさに英語に直すのがスムーズになってきて、両言語の切り替えにおけるストレスが少なくなってきたのではないかと感じます。
オンライン英会話をスタート!
3年目で「外では日本語、家では英語」を徹底してからというもの、家で兄妹で遊ぶことも多い子ども達の英語力が爆発的に上がりました。
それまでは「家の中で、母子3人での英会話」だったところが外の人とも会話ができそうな英語レベルに近づいていると判断し、晴れてオンライン英会話デビューしてみることに!
オンライン英会話についてはこちらの記事で詳しくお話していますが、
わが家はいろんなお試しレッスンを受けたり実際に入会したりして、今現在はこちらのネイティブキャンプに落ち着いています。
気分屋なわが家の子ども達にピッタリな、「予約不要」「レッスン回数無制限」というありがたい条件の恩恵を受けながら、順調に毎日、先生とお話しています。
ある程度アウトプットが進んできてからのスタートだったからか、本人たちも苦手意識や退屈さを感じることなく、自分の喋りたいことを自由に話したり、新しいおもちゃや工作などを先生に見せたり、思い思いのスタイルでいろいろな国の先生の発音や話し方に慣れてきているところです。
オンライン英会話を始めるタイミングは人それぞれ。
英語力がないからまだ始めない方がいいのではなくて、数あるオンライン英会話サービスと子どもの相性次第!
おうち英語4年目の目標
さて、もうすぐ4年目に突入するわが家のおうち英語。
ゆるっとのんびり進めておりますが、この調子で英語を自分の言葉として人生に活用することができるよう、4年目はこんな目標を掲げてみました。
読み書きを本格化
現在、本人たちが自ら興味を示してくれている読み書き。
わが家は日本語幼稚園&公立小の兄妹なので、まだまだ実用性はありませんが、関心のある今がベストタイミング!ということで、4年目で読み書きを強化する取り組みを多くしていきたいと思います。
読み書き強化に関するわが家の取り組み内容やおすすめ教材も、いつか記事にまとめますね
さらに語彙を増やし、言いたいことを全部言えるように
だいぶ英会話スキルがついてきて、自分の気持ちや意見を英語でアウトプットできるようになってきた子ども達。
それでもまだ年齢的には日本語も英語も幅広い語彙があるわけではなく、時に何と伝えたらよいのかもどかしくて機嫌を損ねたりすることも。
4年目でもコミュニケーションベースのおうち英語スタイルは崩さずに、日常会話の頻度を上げ、子ども達の言語力を見ながら会話レベルを少しずつ上げ、ナチュラルに語彙が増える環境を作っていきたいと思います。
まとめ
以上が、わが家で行ってきた3年間のおうち英語記録でした。
サクッとまとめると、こんな感じ。
- 開始数ヶ月で「日常化」が定着
- 日本語6:英語4くらいの割合まで成長
- 日本語力を伸ばすため、日本語強化期間に
- 英語インプットだけは徹底して継続したため、英語力もキープ
- 外では日本語、家では英語!を徹底
- 日本語と英語が同等レベルに
- オンライン英会話を楽しめるまでに成長
ゆるっとやってきたわりに、子ども達は着実に英語を自分のものにしながら気持ちを言葉にすることを繰り返し、現在の英語力にまで発展してきたと思います。
英語力問わず、おうち英語ははじめが肝心。
英語を日常化する波に乗せてしまうことさえできれば、あとはスムーズなんです。
スムーズ化してからも、英語イヤイヤ期が訪れたり英語環境が思うように作れなくなったりする壁はありますが、とにもかくにも最初が大切!
そんな3年間の記録を綴ってみました。
今後もわが家のおうち英語情報、アップデートしていきますね。