おうち英語で英語のポジティブ文化を取り入れてみませんか?
この記事では、英語圏で「子どもに愛情深い人になってほしいなら、まず教えたい20のフレーズ」として記事にされているものを、おうち英語界隈のパパママ向けに解説していきます。
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運営者の ペグ です。
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- 愛情深い子どもになる15のフレーズ
- 1. I love you.(大好き)
- 2. I like that.(いいね!)
- 3. You make me happy.(あなたがいるから幸せ)
- 4. Please.(お願いします)
- 5. Thank you.(ありがとう)
- 6. You're welcome.(どういたしまして)
- 7. I was wrong.(わたしが悪かった)
- 8. You're right.(その通り)
- 9. Will you forgive me?(許してくれる?)
- 10. You are hurting my feelings.(あなたはわたしを傷付けた)
- 11. You are beautiful.(かわいい)
- 12. Can I help you?(何か手伝うことある?)
- 13. Will you help me?(手伝ってもらえる?)
- 14. I appreciate you!(感謝しています)
- 15. What do you think?(あなたはどう思う?)
- おわりに
愛情深い子どもになる15のフレーズ
1. I love you.(大好き)
英語では映画やドラマでよく聞くけれど日本語ではあまり使わないイメージのある言葉。
英語圏でも実は、家族が積極的に使わない限り I love you と気軽に口にできない人もいるそう。
家族や大切な相手に I love you と伝えることで、世界は変わる。
そんなふうに信じられている魔法の言葉です。
英語だとモノや状況に対しても気軽に「I love it!」「I love that!」と言うことができるので、カジュアルな場面でお子さんに「I love you!」と言葉をかけてあげることで愛情深い人格が形成されると考えられています。
2. I like that.(いいね!)
「好きなものを好きと言う」基本だけれど意外と簡単ではありませんよね。
特に、「右へ倣え」という教えが強い日本人は「I like that!」を流行っているものに対して言うほうが良しとされたり、風変わりなものを「I like that!」と言ったら変に思われると不安になってしまったり…余計なことを気にしすぎて、好きなものを好きと言えない風潮があったりもします。
わたしたち親が、好きな食べ物や映画、本など、自分が「好き!」と思ったことやモノに対して「I like that!」を積極的に言葉にしていくことで、好きなものを好きと言っていいんだという本質が子どもに伝わっていきます。
3. You make me happy.(あなたがいるから幸せ)
思春期や反抗期というのは、日本だけで起きる現象ではありません。
全世界で、子どもの成長過程の中に自然と起こるもの。
そんな難しい人生の節目にコミュニケーションがぐっと減ってしまったとしても、親の変わらない愛情を感じ続けることができるよう、「You make me happy」という言葉を小さい頃からかけ続けてあげたいですね。
4. Please.(お願いします)
誰かに何かをお願いするとき、この「Please」という一言を付け加えるだけで人間性がまったく違って見えます。
たとえば、家族間でこういう小さなお願い事が発生したとき…
Pass the ketchup.(ケチャップとって)
Do the dishes.(お皿洗っといて)
Hold the door.(ドアおさえといて)
これでも問題はないのですが、お願いしているのになんだかそっけなくて感じが良くない印象を抱く人もいるかもしれません。
子どもが大きくなったとき、人へのお願いの仕方もきちんと知っておいてほしい!
そう思うならば、このフレーズに「Please」をつけてセットで習得してもらいましょう。
Please pass the ketchup.(ケチャップとってくれる?)
Do the dishes, please(お皿洗っといてくれる?)
Please hold the door.(ドアおさえといてもらえる?)
これだけで、受け手の気持ちもガラッと変わるのが分かります。
日本語でも、命令形より「~してくれる?」という言葉遣いの方がやわらかく聞こえるのと同じで、英語でも印象をガラリと変える言葉選びがあります。
子どもに気持ちよくマネしてもらえるよう、正確性ばかりではなく言葉遣いも意識してみましょう。
5. Thank you.(ありがとう)
小さなことでも、こまめに「Thank you」という言葉をかける日常会話を心がけましょう。
わたしたち親が小さなことに感謝する気持ちを見せることで、子どもも自然とそうなります。
逆を言えば、わたしたちが「何か大きなこと」にしか感謝しない姿勢を見せてしまうことで、子どもも「何か大きなこと」が起きたときにしか「Thank you」という言葉を使えなくなってしまうのだそう。
日々の小さな出来事にも「Thank you」という言葉をたくさん使って、口癖になるくらい子どもの心に残してあげましょう。
6. You're welcome.(どういたしまして)
良いことをして、感謝されたときに言う「You're welcome.」という言葉。
意外にも大人になるとあまり口にしなくなるものなのだそう。
確かに日本語でも、「どういたしまして」は自然と口から出る言葉ではないですよね。
もっとカジュアルに「いいよ~」「大丈夫だよ~」という言葉に置き換わりがち。
幼少期に習得する基本中の基本「You're welcome.」の気持ちを大事にするために、子どもに対してたくさんかけてあげましょう。
Thank you. と同じように口癖のようになって、Thank you. と言われたらスッと You're welcome! という言葉が出てくるくらい、当たり前の言葉になってくれたら嬉しいですね。
7. I was wrong.(わたしが悪かった)
子どもの前でも、誰の前でも、自分の過ちを認めることは大切。英語でも日本語でも同じことです。
自分に非があったときには、子ども相手でも謙虚に「Sorry, I was wrong.」と言えるような親でありたいですね。
親がそういう姿勢を見せることで、子どもも同じように「自分が悪かった」と思ったときに適切な態度を取ることができるようになります。
8. You're right.(その通り)
前の項目でご紹介した「I was wrong.」とリンクする表現ですが、相手が正しいと認めることも円滑なコミュニケーションをはかる上でとても大切。
子どもと話していて、子どもが言っていることのほうが正しいと感じたり、自分の意見より子どもの考えの方が良いかもしれないと思ったりしたら、ためらいなく「You're right!」と言ってあげましょう。
子どもだけではなく、わたしたちはみんな「自分が正しい」と言われることで喜びを感じます。
そんな言葉をかけられて育った子どもは、自然と他の人にも「You're right」というフレーズを使える人になっていきます。
9. Will you forgive me?(許してくれる?)
英語圏では、この「Will you forgive me?」という表現が「I'm sorry.」と明確に違うと考えられています。
特にわざとやったのかそうでないのかがポイント。
わざとじゃないときは「ごめんなさい」と言うのが適切ですが、わざとやった場合には「ごめんなさい」よりも「許してくれますか?」という言葉を使わせるのがしつけの基本という考え方があります。
理由は、わざとやったにもかかわらず「ごめんなさい」で済ませるのは被害に遭った側にとっては「許さなくてはいけない」状況になりかねないから。
「許してくれますか?」というフレーズを使うことで、許すか許さないかを被害に遭った側が決めることができ合理的だから、という理屈なのだそう。
日本では、子どもがもめると必ず「ごめんなさい」「いいよ」の流れになりますが、確かにこれでは悪意の有無に関係なく「ごめんなさい」で済むという認識を植え付けざるを得ないですよね。
あまり「ごめんなさい」を多用すると、子どもは「悪いことをしてもごめんなさいと言えば済むから」と思い込み、いたずらなどに歯止めがきかなくなるケースもあるのだそう。
わざとじゃない場合は「I'm sorry.」わざとやった場合は「Will you forgive me?」
肝に銘じて、わたしも子どもと関わっていきたいと思います。
10. You are hurting my feelings.(あなたはわたしを傷付けた)
子どもが悪い言葉を使ったとき、その言葉や行為を二度としてほしくないとき、「わたしは傷ついた」「あなたの言葉で傷ついた」という思いをストレートに伝えるというコミュニケーションスキルを子どもに教えてあげましょう。
傷ついたとき、「あなたはわたしを傷つけたよと」思いを言葉にすることができる子どもは、大人になって感情のコントロールが上手になると言われているのだとか。
逆に、傷ついたときに思いを言葉にできない子どもは思春期になっても手が出てしまったり、「言葉にする」ことが苦手なゆえに暴力で発散しようとしてしまうケースも少なくないのだそう。
子どもに対してイライラすのはよくあること。常に冷静に思いを伝える接し方なんて難しい。
でも、これを意識するだけで子どもが思春期に入ったときのコミュニケーションスキルに差が出てくると考えられているので、わたしも今後子どもを叱るときに応用してみようと思います。
11. You are beautiful.(かわいい)
子どもの外見を常に褒めてあげようというアメリカンな習慣づけ。
しつけと外見は一見関係なさそうに見えますが、実は自己肯定感を育むのにとても大切な言葉がけなんです。
女の子を例に挙げると、小さい頃は誰しもがプリンセスになりたいと思うことでしょう。
わが家のムスメもプリンセスブームで、ワンピースやフリルのついた洋服を着ては鏡の前で嬉しそうにくるくる回っています。
ところがそんな無邪気な女の子たちも思春期が近づくにつれ、鏡に映る自分の姿にプリンセスを重ねられなくなっていきます。
プリンセスとかけ離れているという現実を突きつけられる気持ちになるのです。
そんなときでも、小さな頃から「You're beautiful.」と魔法の言葉をかけられてきた子は少しだけその憂鬱な思いが晴れるといいます。
そして、まわりにもその魔法の言葉をかけられる連鎖が起きるのだそう。
褒められて育った子は、「褒め方」をよく知っている。
そして心も安定しているので、まわりを褒めるのも上手になるのです。
褒めるポイントはどこでもいい、なんでもいいのです。
常に「You're beautiful.」と伝え続けてあげましょう。
12. Can I help you?(何か手伝うことある?)
「自ら人に手を差し伸べられる人になってほしい」と願うパパママに積極的に取り入れてほしいフレーズ。
困ったとき、「自分でやりなさい!」ではなく「手伝おうか?」や「何かわたしにしてほしいことある?」と声をかけられた子どもが大きくなってからまわりに同じ言葉をかけられる人になった、という実例をもとに「Can I help you?」というフレーズが推奨されています。
13. Will you help me?(手伝ってもらえる?)
前の項目でご紹介した「Can I help you?」という言葉をパパママからかけられ続けてきた子どもは、人を助ける大切さだけではなく、「人から助けてもらうのは恥ずかしいことではない」という大きな学びも同時に得られます。
「人に迷惑をかけるな」と言われて育つ子どもが多い日本では、人に助けを求めることでさえも「迷惑」と考えてしまい、援助要求を出せない人も少なくありません。
「Will you help me?」という表現を「Can I help you?」という言葉とともに日常生活の中で教えてあげることで、人と助け合ってやり遂げていくスキルを習得します。
もちろん、基本的なしつけとして何でもかんでもやってあげてしまうのは良くないですが、「助け舟を出してあげること」と「助けを求めること」という2つの重要な心持ちを教えてあげたいですね。
14. I appreciate you!(感謝しています)
「Thank you」のあとに、「本当にありがとね」「助かったよ」「感謝します」という気持ちをプラスで乗せるイメージで、「I appreciate you.」を使ってみてください。
「Thank you」というのは簡単だけれど、もう一歩踏み込んだ感謝の気持ちを伝えられるポイントになります!
Thank you for your advice. I really appreciate you.(アドバイスくれてありがとう、本当に感謝してる)
というふうに、最後に一言付け加えるだけで印象が変わってくるでしょう。
15. What do you think?(あなたはどう思う?)
自分の意見をはっきり述べることが最も重要とされているアメリカで、よく子どもに対して使われるフレーズです。
日本の子育てって、おもてなし文化の影響があったり完璧を求めるがゆえに親があれこれ先回りしてやってあげるイメージがあるので、あまり子どもに意見を聞くという習慣がないですよね。
しかし、しっかりと自分の意思を持った人に育てるには子どもの意見を聞いて取り入れるというやり方が必要不可欠。
意見を聞かれることで、子ども自身が「自分はどう思っているのだろう」と常に自問自答でき、自分と向き合うことが習慣化されます。
そしてそれを言語化することで、自然と語彙力や表現力もアップ。
アメリカの子どもが、小さくても自分の意見をはっきりと述べられるのはこういう育児方針があるからなのです。
おわりに
以上が、英語の子育てサイトの情報から厳選した「愛情深い子どもになる15のフレーズ」のご紹介でした。
日本と似たような思いが込められた言葉もあれば、欧米ならではの文化や国民性が表れたフレーズもあり、日本で子育てをしている我々にとっては新鮮なものばかりだったのではないでしょうか。
せっかくおうち英語をしているのなら、英語だけ身につけるのではなく言葉の背景に隠れた文化や思いも一緒に学ぶことができれば、本当の意味でグローバル育児が叶います!