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バイリンガル育児15年計画|実は超簡単なバイリンガルへの近道

バイリンガル育児15年計画という言葉を聞いたことがありますか?

バイリンガル育児をするなら15年というスパンで計画し継続していこうという考えです。

 

15年の英語育児と聞くと諦めたくなる方も多いと思います。

しかし、実はこの「バイリンガル育児15年計画」というのは決して長い道のりではなく、むしろバイリンガル街道への一番の近道といっても過言ではありません。

 

この記事ではそんなバイリンガル育児15年計画をベースに、英語育児を細く長く確実に続けていくための方法をご紹介します。

今あなたは「15年もバイリンガル育児なんて無理」と思っているかもしれませんが、この記事を読み終える頃には「なんだ、できるかも」と感じていることでしょう。

 

 

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バイリンガル育児は15年かけよう

「15年」というのはかなりパワーワードですよね。

15年も英語育児なんてできない!出鼻をくじかれた!と感じる人も多いはず。

しかし、考えてみてください。

バイリンガル育児を、数年程度でどうにか完結させようとしているのでしょうか?

もしそうなのであればそれは不可能であり、無意味です。

なぜなら英語は日本語と同じ「言葉」。

自転車のように、人生の中の数ヶ月~数年練習してマスターしたらもう安心!というものでは決してないのです。

 

それを踏まえると、バイリンガル育児15年計画というのはとても理にかなった計算であり、最低でも15年は続けないとバイリンガルになることは難しいという意味でもあるのです。

 

母国語でさえ15年では使いこなせない

母国語に置き換えて考えていただくと分かりやすいかと思います。

わたしたちが日本で生まれ育って、15歳(中学3年生)くらいになったときの日本語レベルはどうでしたか?

家族や友人との日常会話は問題なかったと思いますが、先生に対してはまだ話し方がぎこちなかったり、スピーチをしろと言われてもスラスラ~ペラペラ~とはいかなかったのではないでしょうか?

そして、16歳からアルバイトもできるようになります。

初めてのアルバイトでは社員の方やお客さん相手に敬語で話したり、従業員としてスムーズに受け答えしなければいけないというプレッシャーを感じていた方も少なくないはず。

 

「お持ちでしょうか?」「少々お待ちくださいませ」などの敬語表現や尊敬語・謙譲語も、初めてのアルバイト先で怒られながらめちゃくちゃ苦労して学んだ記憶があります

 

そうなんです。母国語でさえ15年使い続けてもこんなに学習不足なんです。

そう考えると、バイリンガル育児を15年続けるというのがある意味で「基本」だということが分かります。

 

15年間突っ走り続けなくていい

バイリンガル育児15年計画といっても、15年ずっとテレビは英語のみ、語りかけも続けて、勉強し続けなければならない…というわけではありません。

当ブログでお伝えしているように、英語が日常生活の中に存在し続けていれば大丈夫なんです。

 

ほうほう。ただ単にかけ流しをしたり、英語のポスターを壁に貼っておくだけでいいということ?

 

ただ適当に英語を見たり聞いたりしていれば心配ない…というわけではないんだ。「ゆるい」英語育児と「適当な」英語育児の違いについてこの記事にまとめているから、ぜひ読んでみて!

www.english-for-mamatokodomo.com

 

こちらの記事でもご紹介している「英語の日常化」。

こんなふうに、日常の中に常に英語が生きている環境を作り上げることができれば、あとはそれをゆるく継続するだけ。

15年間ずっと突っ走り続ける必要はないのです。

 

ステージごとに適したアプローチをしよう

15年という長い年月を考えると、年齢によって始めるレベルや意識するポイントも少しずつ変わってきます。

年齢別にステージを分け、それぞれの時期に合った英語との関わり方を心がけましょう。

バイリンガル育児15年計画4つのステージ
  • 0~6歳(幼児期)
  • 6~10歳(小学校低学年)
  • 10~12歳(小学校高学年)
  • 12~15歳(中学生)

大きくこの4つに分けて、アプローチ方法を少しずつ変えていければ理想的です。

 

 

 

 

 

0~6歳(幼児期)で英語の日常化スタート

幼児期と呼ばれるこの時期は、その人の基本的人格を形成するといわれています。

これから幼稚園や学校という社会に出て、パパママ以外の人と関わっていくことで多少性格の変化はあっても、人格の土台はここで作られたものから大きく変わることはない、と考えられているのです。

 

よって、わが家のおうち英語でも意識している

  英語を"特別な言語"だと感じさせない
  英語も日本語も同じ言葉だと理解してもらう
  英語を目にしたとき・耳にしたときの抵抗感を持たせない

こういった要素も、この幼児期のうちに「英語の日常化」に慣れてもらうことで子どもの基本的人格に自然と含まれるということになります。

しかし、英語を押し付けてしまうのは英語嫌いのきっかけになってしまうので話が別。

幼児期のうちに、いかにして英語を「自然に」「意識することなく」日常生活に取り入れられるかも、バイリンガル育児の大事なポイントになってきます。

 

 

6~10歳(小学校低学年)で英語への抵抗を消す

小学校に上がると、パパママと過ごす時間がぐっと減ります。

わが家は幼稚園も小学校もインターなどではなく日本語環境。

家庭の外ではまだ英語の「え」の字も出ない、日本語オンリーの世界なのです。

学校の勉強も年々難しくなり、習い事やクラブ活動が増え、お友達との時間も大事になってくる時期だからこそ、おうち英語を通していかに英語が「日常化」されているかがとっても大切なポイントに。

 

日常化が定着していないと、小学校に上がっていろいろなことを自分で判断できるようになったとき、「英語はあまり使わない言葉だから不要」とみなし、言語として排除してしまう可能性も。

バイリンガル育児15年計画というのは、こういうタイムロスも計算済みの年数だと思えば決して長い年月ではないのです。

この時期に差し掛かる前に「食事の時間は英語」「お風呂の時間は英語」など、部分的でもいいので英語タイムが設けられていると、子どもも無意識のうちに英語と関わる機会が持てます。

 

こう考えると、小学校低学年で初めて英語をスタートすることがどれだけハードルの高いことか考えさせられるなぁ

 

 

10~12歳(小学校高学年)で日常化を加速

早い子は反抗期が始まると考えられている、小学校高学年になるこの時期。

英語どころか、ふだんの生活や会話さえままならない期間が長く続くかもしれません。

おうち英語での語りかけを根気よく続けてきたとしても、親子間の会話が減れば水の泡に…!?

でも大丈夫!ここに来るまでにパパママが頑張ってきた英語の日常化。

もしこの時点で英語に対して恐怖心を抱いていないのであれば、この年齢だからこそトライできる取り組みにシフトするのも良いアイデアです。

  海外ドラマを見てみる
  Youtube動画を見るなら英語のコンテンツにする
  テレビは英語でつけておくようにする

 

いろいろなことが自分で判断できる年齢ゆえ難しいこともあると思いますが、BGM程度でもいいので英語を存在させ続けることで、今までの英語育児が全部パーになることはありません。

パッタリやめてしまうことがないよう気をつけていきましょう!

 

 

 

 

 

 

12~15歳(中学生)で英語に無関心に

思春期真っ只中の年齢になりました。

親に反抗もしますし、ましてや英語なんて親が望むとおりにやってくれるはずもなく…

自分もそうだったので、とてもよく分かります。

むしろそうなってくれるのが健全な成長で、本来は喜ばないといけないのですが。笑

 

この時期は英語おたくのわたしでさえも英語の勉強はしなくなりましたし、それまで英語だけは先取り学習できていたにもかかわらず成績もガタ落ち。

幼児期から頑張ってきた英語の知識はほとんど水の泡になってしまいました。

わたしの場合、大学進学を考えたときに再度英語への熱が再燃したので運がよかったですが、何かきっかけでもない限りプラスの方向に進むのは難儀かと思われます。

 

そんな年齢においても、大事なのはやはりいかに英語が日常の中で当たり前に存在しているかというところなのです。

「もう英語やりたくない」「英語イヤだ」と思わせてしまったらアウト。

なぜなら、そう思うということは彼らにとってまだ英語は特別な言語ということだから。

「は?英語?毎日テレビから流れてるけどそれが何?」「英語イヤっていうか、ただの言葉だからイヤもクソもないけど」

思春期の子どもにはこんなふうに、いわばどうでもいいくらいの感覚を持ってもらえることが逆に大事なんです。

日本語に置き換えてみても、特別な感情なんて持っていないですよね。

好きとか嫌いとかじゃなく、言葉だから使ってる。それだけ。

英語に対しても同じような意識が持てれば理想的です。

 

15年かけて両言語を伸ばそう

15年もかけるのですから、全ての時間を英語漬けにしていいわけではありません。

実はそこも大事なポイントで、長い年月をかけて母国語も英語も少しずつ身につけていこうというメッセージでもあるんです。

英語を習得するというのは、数ヶ月とか数年の短期集中でサクッと済ませられるものではありませんし、何よりも大事な母国語という土台をおろそかにはできません。

全て踏まえて「15年」という長い年月をかけるという方法が、遠回りなようで一番確実なのです。

 

ガッツリみっちり短期間!よりも、ゆる~く長期間やるほうが効果テキメンだよ

 

 

 

 

 

おわりに

バイリンガル育児15年計画で最も大事なことは、低年齢のうちにいかに英語を日常化しておくかということ。

そこができれば、あとは「英語と日本語を使う生活」の波に乗せれば良いだけ。

英語の日常化さえ叶えばパパママも次第に慣れていきますし、子どもは子どもでそれが日常なので何も不思議には思いません。

英語が特別な言葉だとも思いませんし、ましてや苦手意識など持ちようがないのです。

 

わたしのブログでお伝えし続けている英語の日常化。

パパママもよく知らない、母国語でない言語を日常化するのですから、ゆる~く楽に!でOK。

そのペースのまま、15年根気よく継続していきましょう!