日本にいながらにしてのおうち英語、ハードルが高いですよね。
でもほんの少し工夫を凝らすだけでおうち英語の質が底上げされる方法があるんです。
おうち英語を始めたばかりの段階でも、伸び悩んでいる時期でさえも効果を発揮できる方法で、なんといっても簡単3ステップ!
1. 覚えてほしい言葉を3~5個挙げる
2. その言葉を日常生活でたくさん使う
3. 関連性のある言葉を一緒に出す
たったこれだけなんです。
おうち英語に難しさを感じているパパママも、今すぐ始めてみてくださいね。
こんにちは
ブログ訪問、ありがとうございます
運営者の ペグ です。
プロフィールはこちらからどうぞ
英語習得のスピードを上げる簡単3ステップ
1. 覚えてほしい言葉を3~5個挙げる
おうち英語を始める際、実際にわが家でやっていた取り組みをご紹介します。
まず、日常会話といったらこの言葉!と思うものを3~5個挙げます。
わが家の場合、こういった簡単な言葉を最初に挙げました。
Let's eat!
Let's go!
Yummy.
Good morning.
Good night.
このように挨拶などの定番表現を一番おすすめします。
日常的に使いやすく、覚えて無駄にならないから。
中学英語で一番最初に習った「This is a pen.」は、覚えても無駄な表現の1つですよね。
でも挨拶なら毎日必ず使うし、必ず覚えたい言葉なので、これを機にサクッとインプットしちゃいましょう!
挨拶系以外だったら、子どもの好きなキャラクターや番組に関連する言葉でもOK!
基本的には挨拶などと同じで、日常的に使える表現を意識して選んでみてくださいね。
例えば乗り物が好きな子だったら 「Car」「Truck」「Bike」など乗り物の名前からスタートしてみると、お散歩でもミニカー遊びでも使えて楽しめます。
単語だけでなく、このように文章として取り入れることでさらにインプット効果が上がります。
Let's get in a car!(車に乗ろう!)
Look at the big truck!(見て、あの大きいトラック!)
This is a black bike.(これは黒い自転車)
公園遊びが好きな子だったら、 「Swing」や「Slide」など遊具の名前からスタートすれば、遊びながらインプットができますね。
Do you want to go on a swing?(ブランコ乗る?)
Why don't we go down the slide together?(一緒にすべり台やろうよ)
Let's build a huge castle in the sandbox.(お砂場で大きいお城を作ろう)
文章で取り入れると動詞や前置詞なども一緒にインプットできて、アウトプットにつながりやすくなります。
最初からいろんなバリエーションで声掛けをしようとせず、まずは同じ文章を毎日使って大丈夫。むしろその方が子どもがリピートしやすいので、アウトプットのハードルが下がるよ!
2. その言葉を日常生活で使い続ける
次は実践ステップです。
3~5個挙げた言葉を、1日の中でなるべくたくさん使っていきましょう。
パパママが使えば使うほど、子どもにとっての「インプット」になるので効果的。
Thank you. や Let's go! など、あらゆる場面で使える表現だと便利ですね。
そしてあらかじめ申し上げておきますが、これを実践したからといって数日でマスターするわけではないことをご留意ください。
簡単な英語だと思っても、それはわたしたちがある程度の英語教育を受けてきているから。
Good morning. を知らない大人はいないですよね。
でも、英語教育を受ける前の子どもにとっては初めて聞く言葉。
日常生活で何度も使ったとしても、子どもが覚えるまでは数ヶ月かかると思ってください。
おうち英語には根気が大切だよ
3~5個の言葉を日常生活で使い始めたら、1ヶ月経った頃に1つでも理解してくれてればラッキー!くらいの心構えで続けてみてください。
とにかく現段階では、その言葉をできるだけたくさん子どもに聞かせる。
言葉のシャワーを浴びせることに集中しましょう!
3. 関連性のある言葉を一緒に出す
さて、3~5個の言葉を使い始めて数ヶ月経ち、パパママが「Let's eat!」と声をかけるとテーブルに駆け寄ってくるなど適切な反応が見られ始めたら、強化するチャンス!
この時点でまだアウトプットまでできなくて全然大丈夫。
パパママの声掛けに反応するということは、インプット自体はできています。
アウトプットはインプットに続いて必ずやってきますから、安心してくださいね。
「Let's eat!」の例で説明すると、これは大好きな食事の時間と「Let's eat!」という音が頭の中でリンクされている証拠。
もちろん完全に聞き取れていなくても問題はなく、「これが聞こえてきたら食べる時間なんだな」とふわっと理解していれば大成功なんです。
「Let's eat!」を理解し始めているかな?と感じたら、関連性のある言葉を一緒に出すというステップに進みます。
「Let's eat!」と「食べること」が頭の中でリンクされている状態で、Fork(フォーク) や Chopsticks(箸)、Good(おいしい)など食事に関連する言葉も少しずつ増やしてみてください。
Let's eat with your fork.(フォークで食べよう)
I'm eating with my chopsticks!(ママはお箸で食べてるよ)
This is so good!(おいしいね!)
フォークやお箸、お皿などは実物を示しながら話してあげたり、「おいしい」「辛い」など味の表現は言い方や表情を交えてより明確に伝わるように工夫してみましょう。
日本語で「Good はおいしいってことだよ」などと説明することは控えた方がよいです。表情やジェスチャーで伝えることを優先してくださいね。
このように関連性の高い言葉を少しずつ増やしていくことで、子どもの頭の中ではまるで連想ゲームのように言葉同士がつながっていきます。
Eat も Fork も食べるときに使う言葉なのかな…という雰囲気が掴めれば、アウトプットできるようになるのも早いでしょう。
そして、「Let's eat!」という言葉に反応するようになったらできることがもう1つ。
それは、違うシチュエーションでも同じ言葉を使ってみること。
例えばそれまで家での食事で「Let's eat!」を使っていたとしたら、外食先やおままごとでも言うようにしてみてください。
食事が関係していることは変わらないけれど場面が違うという少しレベルアップした状態で同じ言葉を使ってみると、子どもは少しずつ「応用」できるようになっていきます。
大事なのは英語を「使う」こと
この記事でご紹介したのは、ただ英語を「使う」だけのシンプルな方法。
単語をどう覚えるとか、発音がどうとか、難しい話はありませんでしたよね。
英語を使うとは、流暢に早口で喋るということではありません。(ココ日本人が誤解しやすいポイント)
英語はただの言葉であり、頭に詰め込むものでもなければ完璧に喋らなければいけないわけでもない、コミュニケーションツールの1つなんです。
そしてコミュニケーションとは双方向のもの。ということは、英語というコミュニケーションツールを「使う」ことで英語力は間違いなく伸びるのです。
言語習得の基本中の基本はインプットですが、インプットだけで英語が話せるようにはなりません。
インプットした言葉をアウトプットし、誰かとコミュニケーションを取る。
良質なインプットは英語動画で行い、それを活かすコミュニケーションはパパママが相手となる。
日常生活の中でインプットとアウトプットの両方を実践できるとても良い方法です。
おわりに
おうち英語の強みは、やり方がオーダーメイドだという点。
英語教室とは違って、いつでも子どもの好きなものをテーマにできます。
「つまらない」「興味がない」 と思ったものは躊躇なく排除すれば良いので、常に子どもにとって自然で楽しい方法を取捨選択できるのが嬉しいポイントですよね。
子どもの興味・関心に合わせて言葉を選びながら日常で使い倒し、インプットとアウトプットの両方を鍛えることができる。
今日はそんな簡単3ステップのおうち英語メソッドをご紹介しました。
これなら始められそう!と思った方は、ぜひトライしてみてくださいね。