ママとこどものおうち英語

英語習得は「おうち英語」がいちばん!

おうち英語での読み書き学習|効果的な順序やポイント徹底解説

おうち英語での読み書き、どうしていますか?

 

わたしたちが子どもの頃は、コミュニケーションの楽しさよりも前にアルファベットや単語学習が始まったケースも多いと思います。

せっかくおうち英語をしているなら、自然な流れで読み書きに移行できたら嬉しいですよね。

子どももあっという間に読んだり書けたりできるようになっていきますし、楽しく遊びながら練習できたら親子ともにノンストレスでとっても楽!

 

この記事では、

  • 英語の読み書き、いつ始めたらいい?
  • どういう順番で進めたらいい?
  • 日本語の読み書きとの兼ね合い、どうしたらいい?

というポイントについてお話していきます。

 

 

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「読む・書く」は「聞く・話す」の次

英語の読み書きも幼少期のうちに身につけておかねば…と焦ってしまうパパママも少なくありません。

ですが、読み書きを早くに始めすぎてしまうことで弊害も出てくるのです。

わたしがブログでよくお話している、言語習得のプロセス。

聞く→話す→読む→書く という順で学ぶためのおうち英語メソッドをご紹介していますが、この順序がめちゃくちゃになってしまうととても非効率的に。

英語の読み書きも、日本語と同じく「聞いて、話す」ことができるようになってからスタートしましょう。

 

わたしが小学生の頃アルファベットの授業が始まったときに感じたことなのですが、アルファベットが「書けない」という子は、高い確率で「読めていない」んです。

「書けない」人は、そもそも「読めない」んだと学びました。

 

英語が「聞き取れる」ようになったら次第に「話せる」ようになり、「話せる」人はすぐに「読める」ようになります。
そして、「読める」人は自然に「書ける」ようになっていくのです。

 

きちんと学習順序を守れば、子どもは自然と英語を読み、書けるようになっていきます。

焦って、「聞く」「話す」を飛ばして読み書きを一生懸命やったところで、身にならないどころか余計なストレスだけがかかってしんどい思いをするでしょう。

そして、「聞く」「話す」は低年齢のうちに慣れ親しみ日常化しておくことが大切ですが、逆にその土台ができあがれば「読む」「書く」は後からでもじゅうぶん追いつくのです。

 

おうち英語の読み書き学習の自然な順序

わが家で英語の読み書きを始めたのは、上の子5歳(年長)・下の子4歳(年少)のときでした。

当時、おうち英語を始めてもうすぐ4年という頃だったのですが、毎日の取り組みの中で子ども達はアルファベットをほぼ全て読めるようになっていたので、このタイミングで読み書きをスタートしてみようかなと思いました。

 

ちなみにアルファベットの読み書きに興味を示し始めたのは、2人ともひらがなをマスターした後でした。ひらがなの読み書きができるようになって、「また別の文字があるぞ」というふうに興味の範囲が広がっていったという感じです。

 

1. アルファベットを読めるようにする

読み書きを始めるなら、最低でもアルファベットを全部読めるようにしておくこと。

アルファベットの歌もたくさんありますので、かけ流しのラインナップに加えながら自然と口ずさめるくらいまでには力をつけておきましょう。

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2. フォニックスの音を教える

アルファベットが読めるようになったら、次は「エービーシー」という読み方から「アッブックッ」というフォニックス読みができるようにしていきましょう。

おうち英語の関門の1つであるフォニックス。

パパママが教えるのは難しいし、発音も正しく覚えてほしい…というご家庭向けにおすすめするイチオシコンテンツが、AlphablocksというYoutubeチャンネル。

フォニックスに特化したイギリスの英語アニメで、もはやアルファベット読みは一切しませんので、アルファベットが読めるようになった後のステップとして見始めたい動画です。

 

各アルファベットに扮したキャラクターたちが繰り広げるほんわかストーリーが楽しめるのはもちろん、それぞれのキャラクターがフォニックスの発音で喋ってくれるので、見るだけでフォニックスが身についてしまうのです!

Aのキャラクターは「アッ、アッ」と喋り、Bのキャラクターは「ブッ、ブッ」と喋りながら、みんなでくっついて単語を作ったり、音の違いを楽しんだりします。

 

こういう謎キャラがハマる子は絶対好きだし、セリフや声をまねっこするようになったらフォニックス習得も目の前!こんな英語レッスンみたいな動画が無料で見られるなんてありがたすぎる…!!

 

 

 

 

 

3. CVC単語でアウトプット練習

フォニックス読みができるようになってきたら、次はCVC単語を読んでみましょう。

CVC単語とは、C(子音)+V(母音)+C(子音)の3文字で構成された単語のこと。

単語の中でも一番読みやすく、変則的な音が少ない初心者向けの単語です。

CVC単語はフォニックス読みを1つ1つつなげて読めばいいだけなので、フォニックスが理解できればそんなに難しくはないんです。

 

日常の中でCVC単語を見つけて読んでみるのもありですが、教材を取り入れることで読める単語がぐっと増えます。

わが家で活用しているのは Twinkl のCVCカード。

プリントアウトしてラミネートすれば、日常的に使える教材に!

 

4. 簡単な文章を読んでみる

CVC単語がたくさん読めるようになってくると、あらゆる単語を感覚で読めるようになります。

CVC単語で学習した読み方をさまざまな単語に応用できるようになってくるので、まだまだ間違いは多くても、すらすらと読める単語が増えてくるはず!

STEP INTO READINGシリーズ のような単調な表現の多い絵本からトライしてみると、「思っているより難しくない!」「読めないと思ってたけど、結構読める!」という成功体験を積んであげることができます。

CVC単語の語彙がある程度増えてきたら、幅広い単語読みにもぜひ挑戦してみてくださいね。

 

英語力を鍛えたいからといって難易度の高い本ばかりチョイスするのは危険信号!おうち英語では子どもに英語を話す自信を持ってもらうことも大きな目標の1つなので、実際の英語力に比べて易しいレベルの本をたくさん読んでもらうことで、「簡単じゃん!もっと読めるかも!」という意欲につながるよ

 

5. パパママにお手紙を書いてみる

CVC単語も読めるようになり、簡単な絵本にも慣れ親しめるようになったら、いよいよ「書く」フェーズに突入してみましょう!

聞く・話す・読むと同様、「書く」もあくまで気長に根気よく続けることが大事です。

少しばかり練習したところですぐにマスターするわけではありませんから、ゆるりと楽しく書き続けてみましょう。

 

わが家で実践した様々な方法の中で一番おすすめしたいのが、パパママにお手紙を書くこと。

ワークブックなどと違って義務感もなく、楽しく続けられるとってもハッピーな学習法です。

スペルや大文字小文字、d や p の棒が飛び出る飛び出ないなど細かいことは気にしなくてOK!

 

わが家の4歳ムスメが当初書いた英語はこんな感じ。

Watermelon(スイカ)と書いたのだそうです。

あれ?うちの子ギリシャ文字書けるん?天才じゃん!というくらいかすってもいないスペルですが、最初は正しさなんて二の次で良いのです。

一番大事なのは、「わたしは〇〇と書いたんだ!」という確固たる意思。

お子さんが「英語で〇〇と書いた」と言って落書きやギリシャ文字を見せてきても「こんなん英語じゃないよ~笑」と笑い飛ばさずに「本当だ!! すごいじゃん!! 〇〇って書いたんだね!!」と褒めちぎってあげてください。

あっという間に本当に〇〇と書けるようになってしまいますよ。

 

ちなみにこの数ヶ月後には、わが家の4歳ムスメも簡単な文章でお手紙を書いたり、お絵かきのセリフを書いたりできるようになりました。ギリシャ文字を書きまくっていくうちに少しずつ英語になっていったので、英語絵本を読むなどの正しいインプットを続けていれば自然に正しく書けるようになっていきます

 

まずは「Dear dad/mom」からスタートし、「Hello」や「I love you」などの簡単な単語や文章をお手紙にしたためてみましょう。

もちろん、パパママもお子さんに同じようにお手紙を書いて交換してみてくださいね!

そのやりとりで、子どもはどんどん書ける文章が増えていきます。

 

日本にいるなら読み書きは日本語を優先

日本で日本語の幼稚園や学校に通う予定ならば、当然読み書きは日本語を優先してあげましょう。

子ども達は幼稚園や学校で日本語の文字をたくさん目にしますから、まずは日本語を読んで書くというところを快適にしてあげる必要があります。

前述したように、英語を「聞く」「話す」ができるようになれば、「読む」「書く」力は自然についていきますので、焦らずにまずは日本語の読み書きスキルを身につけてあげてくださいね。

 

日本語の読み書きがをマスターした上で英語の読み書きにも挑戦してみる…というのは自然ですが、日本語もままならないうちから英語にばかり力を入れてしまうと、日本語幼稚園や学校での活動に支障が出てしまうかもしれません。

第2言語は母国語を超えないという言葉もあるくらい、母国語育成は大切です。

日本語環境で生活することが多いならばなおさら、日本語の読み書きを優先してあげましょう。

 

 

 

 

 

おわりに

おうち英語での読み書きは、子どもの英語力がつくにつれて新たな壁となって立ちはだかる関門。

でも実は、英語でのコミュニケーションほど「低年齢のうちにやっておくべき」というものでもなく、むしろコミュニケーション力がつけば自然と補うことのできるスキルでもあるのです。

適切な順序で英語に慣れ親しみ、自然に読み書きに移行することを長期目標にしながら、少しずつ進めていきましょう!