英単語を辞書やアプリ、単語帳で暗記している方も多いと思います。
そして、なかなか頭に入らない…とお悩みではありませんか?
実はその方法、学習には向いていないのです。
サクッと調べてその場で意味がわかればOKという場合には手っ取り早いのですが、記憶の寿命が非常に短い方法でもあります。
この記事では、そんな暗記に関する悩みを解決する画像検索についてお伝えします。
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単語は「画像」で覚えよう
わたしたちは当然のように、分からない単語を辞書や単語帳で調べて暗記するという手段を取ってきました。
しかし、全然頭に入らない!その場では覚えられても一晩経てばすっかり忘れてしまう!という悩みも同時に起こるもの。
実は、文字で検索して文字で情報を得るという方法は非効率的なんです。
メリハリもなく、分からない単語の意味を文字で読んでもなかなかイメージがしにくいもの。
子どもが言葉を習得していくように、実際の写真やイラストを交えて焼き付けていくほうがずっとスピーディーに学習することができ、また画像で覚えた記憶は文字のみの記憶よりも長く維持することができます。
その方法が「画像検索」。やり方はいたってシンプルで、
- 意味を知りたい英単語を検索窓に入力する
- 検索結果が出てきたら、画像タブに移動する
- 画像を見て意味を推測、判断する
ネット検索するのと変わらないステップで、スマホさえあればいつでもどこでも英語学習が叶います。
では、なぜ画像検索にすると記憶に残りやすいのか?
それには2つの理由があります。
メリット1. 画像×単語で結びつきを強める
たとえば「Apple」という単語を調べるために検索窓に入力し、
a round fruit with firm, white flesh and a green, red, or yellow skin
という定義が出てきたら、 「あ~!Appleってリンゴのことね!」 と瞬時に理解できる人がどれくらいいるでしょうか?
日本語にしたとしても、「硬くて白い果肉と、緑か赤か黄色の皮がある丸い果物」と聞いてギリギリ「リンゴのことかな…?」と分かるのではないかと思います。
このように文字だけを見ても、入ってくる情報にイメージが結びつきにくく、実用性のある記憶にはなりづらいというのが現実。
ところが、Apple と検索して画像タブに移動すると一目瞭然。
これならリンゴだと一発で理解できますね。
写真や絵で説明されるとイメージしやすく、頭の中でその単語とイメージ画像がリンクされやすくなります。
幼児向けの英語教材でも必ず文字とイラスト(写真)がセットになって載っています。
幼児はまだ文字が読めないからという理由もありますが、言語の意味はイメージ画像で理解することに本質があります。
まったく違う言語同士を互いに翻訳し、何かしらの単語に当てはめるというのはあまりおすすめしません。
リンゴの呼び名は英語と日本語でまったく違うけれど、イラストや写真は共通認識。
共通認識を利用して言語を認知するほうが、頭でっかちな知識を持った状態とは違う"言語センス"が磨かれるのです。
文字だらけの情報にまみれるよりもスッと頭に入ってくるやり方なので、ぜひ試してみてくださいね。
メリット2. 意味を推測し根強く記憶できる
画像検索が記憶に残りやすいもう1つの理由は、意味を推測することができるという点。
例として出している Apple など分かりやすい単語なら問題ないですが、時には画像タブを見ても一貫性のない写真やイラストが表示され、ピンと来ない…というパターンもあります。
そんなときは、表示された写真やイラストをヒントに意味を推測してみてください。
もちろん必ず推測が当たらないとダメ!というわけではなく、推測する作業とそれに割く時間に意味があります。
文字のみの検索結果だと、推測などすることなくスラスラッと読んでおしまい。
早ければ一瞬でそのページを閉じてしまい、理解した気になってしまいます。
実は単語を調べ意味を読んだだけで本当に理解できていることはほとんどなく、数分後にはすっかり忘れてしまっていることもよくあるのです。
ところが、写真やイラストをヒントに意味を推測するというひと手間を加えることで、1つの単語を調べるのに通常の何倍もの時間を使うことになります。
あれかな、これかな、いや違うかなと色々考えながら頭に入れていくため、忘れにくい記憶ができあがるのです。
もちろん考えても分からなければ、潔く諦めてOK!テストではないので、自分の推測力を試すつもりでトライしてみましょう。
写真やイラストを見て意味を推測しようとするという作業そのものに意味があります。
脳内の記憶フォルダにうまくハマれば、後々その単語を目にするたびに 「あの時変な絵が出てきた単語だ」「〇〇って検索したのに一文字違いで△△の絵が出てきたっけな~」というふうに、オリジナルの暗記メモリーができあがるでしょう。
画像検索に慣れれば「英語脳」に
実はこの「画像検索」という方法、英語脳を作る近道にもなるのです。
英語脳とは、簡単に言うと英語を理解するとき日本語を介さない思考のこと。
英語を英語のまま理解できる脳に近づけるためにも、「画像検索」は強力な手段です。
英語脳についてはこちらの記事で詳しく説明していますので、興味がありましたらぜひ読んでみてくださいね。
www.english-for-mamatokodomo.com
画像検索は、イラストや写真のみで意味を理解・推測するやり方。日本語を介しません。
英語→日本語→理解、という順序から、英語→イラスト→理解、というふうに変えていければ、英語脳を作る妨げになる日本語が排除され、英語を英語のまま理解できる思考回路に近づくことができるのです。
幼児英語にも「画像検索」が効果テキメン
この記事は大人の英語学習をテーマにお伝えしていますが、画像検索は幼児英語にも大きな効果をもたらします。
子どもが分からない英単語の意味を、日本語で教えてあげていませんか?
実はそのやり方、その場しのぎにはなりますが長い目で見ると非常にもったいないのです。
なぜなら、英単語の意味を日本語で説明してしまうことで、英語を覚える効率もスピードもどんどん落ちてしまうことになるから。
柔軟で英語脳が育ちやすい幼児に対して日本語を介して英語を教えてしまうことで、英語脳からどんどんかけ離れた思考回路になってしまいます。
幼児英語こそ、日本語や文字を挟まずに写真とイラストで英単語の意味を習得する方法をおすすめします。
おわりに
実際にトライしてみるとその効果が分かる、画像検索。
文字×イメージ画像というメリハリを活用し記憶をガッチリ固定する!とても効率的で正確性の高い方法です。
さらに英語脳を作る手助けもしてくれる、まさに英語学習者の方に今すぐ試していただきたい方法の1つなのです。
1つの単語を一瞬で暗記できるような画期的な方法ではありませんが、わたしたちはロボットではありませんし、英語はただのコミュニケーションの道具。
このように五感を使って身体にしみ込ませる学習法が一番実用的なのです。
英単語を効率的に覚えたいときは、ぜひ画像検索を試してみてくださいね。