ママとこどものおうち英語

英語習得は「おうち英語」がいちばん!

おうち英語は「頭」ではなく「身体」を使おう|効率的な英語習得法

おうち英語では、頭を使わずに身体で覚える方法をおすすめします。

英語を頭で一生懸命覚えても実用的なスキルには結びつかず、身体で覚えることで「考える前に口から英語が出てくる」が叶うのです。

この記事ではそんな、身体で英語を習得してしまう方法を3つご紹介していきます。

 

 

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英語は頭ではなく身体で覚えるべし

英語学習者のほとんどが、「英単語を覚えたくてもなかなか頭に入らない」という壁にぶつかったことがあるはず。

単語帳を使って夜通し暗記作業をしたり、赤い下敷きと緑の蛍光ペンで必死に覚えようともがいたこと、誰しもありますよね。

しかし、残念ながらそのやり方はあまりに非効率的であり、おうち英語でも同じことが言えるのです。

分かりやすい例で言うと、料理本を読み込むだけでは料理の腕は上がらないし、泳ぎ方の動画を見るだけでは上手に泳げるようにはならないですよね。

子どもだって、自転車の乗り方を説明するだけでは乗れるようにならないし、歌詞が書かれた紙を読むだけではお歌も歌えるようにはなりません。

 

これらはすべて実際に身体を動かし、経験し、失敗を繰り返し、だんだん上手になっていくもの。

それを繰り返していくと、いつの間にかマスターしているのです。

英語習得も同じだと考えてください。

 

「頭」で覚えようとするやり方は、受験勉強や試験対策など膨大な量のインプットが必要な場合やわたしのような英語オタクにとっては(笑)必要な勉強法です。

しかしおうち英語などコミュニケーション重視の観点から見ると、最も避けたい方法の1つなんです。

 

では、頭ではなく身体で覚えるとはどういうことなのでしょうか?

 

料理や水泳、自転車などは「身体で覚える」というイメージがしやすいけれど、英語はどう考えても知識を頭に詰め込むものでは…?と思う方が多いと思います。

しかしそれは、わたしたち世代が「英語は科目」だと教わってきたから。

本来、英語とは「科目」ではなく「ただの言葉」です。

まずそれを前提として、この記事を読み進めてください。

 

身体で覚える方法1. 歌とダンスで覚えよう

おうち英語にぴったりなのが、歌いながら身体を動かし、楽しい気分になれる!英語の歌です。

教材に頼らずとも、歌なら Youtube から選び放題!

こちらの記事におすすめ動画をまとめてありますので、ぜひ活用してくださいね。

www.english-for-mamatokodomo.com

 

英語の歌は、低年齢の子ども向けのおうち英語に最適。

たとえば英語の「Left(左)」と「Right(右)」の意味を知りたいときにも、「Leftが左でRightが右だよ」と教えてしまうのは日本語を介入させることになり、あまり好ましくありません。

ところが英語の歌で覚えてしまえば、Left はこっち、Right はこっち!というように、実際に自分から見た方向で覚えることができます。

これぞまさに、身体で英語を覚える方法なんです。

「Leftは左、Rightは右」と頭で覚えるのではなく、身体に感覚を覚え込ませるように習得していくのが理想です。

 

英語の歌で覚える方法は、パパママも一緒に楽しむことで子どもにとっての娯楽となり、歌を通して知らない間にいろんな表現を覚えてしまっていた!という成長につながりますよ。

 

身体で覚える方法2:日常生活とリンクさせよう

子どもが楽しむなら英語動画!だけど、ずっと動画をつけておくわけにはいきませんよね。

そんなときに効果を発揮するのが日常生活とリンクさせる方法。

どこのご家庭にもある「日常生活」。

その日常生活に英語を取り入れてしまえば、いつの間にか英語の日常化ができていることに気づくでしょう。

 

朝起きたら「Good morning!(おはよう)

朝ごはん準備をしながら「Are you hungry?(お腹すいた?)

朝ごはんを食べながら「How is it?(どう?おいしい?)

朝ごはんが終わったら「Let's get dressed.(着替えよう)

家を出るときに「Are you ready?(準備できた?)

朝起きてから家を出るまでの間に、なんと5つの英文を日常化することができました。

 

会話のすべてを英語にしないといけないわけではありません。

簡単で、パパママも発音しやすいフレーズだけを選んで、日常的に使ってみるだけ。

慣れない部分はもちろん日本語でOK!

こんなふうに少しずつ英語を日常に取り入れてみましょう。

はじめは意味が分からなくても、続けていくうちに子どもは「どうしてご飯を食べる前に hungry と言うのかな?」と疑問を持ち始めてくれます。

もし hungry という意味について聞かれたり教えてあげたくなったりしても、「お腹が空いたってことだよ」と日本語で説明をしてしまうのはNG。

「こういうことだよ」とお腹をさすってみたり、何か食べたい仕草をしてみたり、「日本語で説明する」以外の方法で教えてあげるよう意識してみてください。

 

 

 

 

 

身体で覚える方法3:ナレーションをつけよう

これはちょっと高度で、面倒だと感じる人も多いかもしれません。

しかし英語を日常化するためにはとっても効果の高い方法なので、英語経験者のパパママや余裕のあるご家庭でぜひトライしてみてほしいです。

 

靴を脱ぐ、手を洗う、冷蔵庫を開ける。日常の中で何気なくする行動を全部ナレーションしていきます。

たとえば、靴を脱ぎながら「I'm taking off my shoes.(ママは靴脱いでまーす)

手を洗いながら「I'm washing my hands! Did you wash yours already?(ママは手を洗ってるよ。あなたはもう終わった?)

冷蔵庫を開けながら「Let's open the fridge... (冷蔵庫を開けようっと。)

というように、動きと合うようにナレーションを入れてみてください。

このナレーションと日常の動きがリンクしていくことで、子どもの中にインプット知識が少しずつ少しずつ蓄積されていき、後々のアウトプットにつながるというわけです。

 

そしてこの方法は、子どもだけでなくパパママの英語力アップにも一役買います。

英語習得に大切な「アウトプット」が自然とできるので、子どものおうち英語のためにしていると思いきやパパママの英語力もメキメキつくという、一石二鳥の取り組みなんです!

 

英語を身体で覚えるメリット

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考えるより先に身体が動くようになる

身体で覚えることの最大のメリットは、頭で考える前に身体が勝手に動くようになること。

「何て言うんだっけ…」と頭で考えるよりも、口からポロポロと英語が出てくる憧れの現象が起こるのです。

 

頭でガチガチに覚えた英語では、この「身体が勝手に動く」というところにはたどり着けません。

よく、資格を持っていたり英語の試験は点数が良いけどコミュニケーションが苦手という方がいますが、それはまさに頭で覚えてしまっているから。

頭で覚えた英語は試験などでは役に立ちますが、コミュニケーションの場面でスムーズに英語が出てくることはほとんどないでしょう。

身体で覚える、身体にすっかりしみ込んでいる英語は何よりも早く身体が反応するので、英会話がぐっと楽になるのです。

 

たとえば英語で遊んでいる中で、先生が「Hop! Hop!」と言ったとします。

頭で覚えてしまっている人は「Hop... ホップ?ホップステップジャンプ、のホップだから、こうだっけ?」と、脳内でいろんなことを考えながらやっと正解にたどり着くでしょう。

しかし身体で覚えている人は「Hop」と言われたらとっさに片足が上がり、その場でピョンピョン跳ね出すことができるんです。

頭では何も考えずに、です。

 

頭で覚えず、身体で覚える。これをするだけで、身体が英語に反応するようになるのです。

 

自由自在に英語を操れるようになる

頭で覚えるとできなくて、身体で覚えるとできること…それは、感覚で英語を話すこと

 

頭でガチガチに覚えた英語は使い方が固定化されがち。

たとえば、「おいしい」だったらほぼ100%「Delicious」が出てきますよね。

ところが身体で英語を覚えていると、「おいしい」と言いたいときにいろんな単語が浮かんできます。

定番の「Delicious」はもちろん、Delicious では物足りない!と感じたら「Super!」「Wonderful!」「Lovely!」なんてこじゃれたセリフが出てくることも。

おいしいけれど Delicious というほどでもないと感じたら、「It's okay」「It's good」というように、可もなく不可もないというニュアンスを作り出すこともできます。

 

おいしい=Delicious と固定された知識ではないからこそ、言いたい言葉のバリエーションが幅広く、自由自在に英語を操ることができるようになるのです。

 

 

 

 

 

おわりに

英語を頭に叩き込む方法を教育されてきた世代の人たちは、それがいかに非効率的で役に立たないやり方だったか身に染みていると思います。

単語帳を全部覚えたからといって、覚えた単語をコミュニケーションで使いこなせるはずがありません。

必要なのは、身体で覚えること。そして、頭より身体が先に反応するくらいしみ込ませること。

それは、おうち英語で十分に身につけることのできるスキルなのです。